PONの箱庭

美容とポイ活と子育てなどについて書き記していく雑記ブログ

乗り物酔いはなぜ起きる?酔い止め薬がなぜ効くのか

こんにちは!PONです。
この間、久しぶりに乗り物酔いしてしまいました…。
大人になってからはなかなかなかったのですが、一度気分が悪くなってしまうとしばらくは動けなくなりますよね。
そこでふと思ったのですが、乗り物酔いはなぜ起きて酔い止め薬は何に作用しているのか?
良く知らないまま使っていたのでこの機会に調べてみました。

乗り物酔いはなぜ起きるの?


よく、乗り物酔いは三半規管が未熟だから、と言いますがあながち間違いではありません。
乗り物酔いは乗り物の揺れや不規則な加速や減速の動きが内耳にある三半規管を刺激することで起こります。
それに加えて、視覚や乗り物の揺れによる影響で平衡機能に障害が発生します。
胃や腸などの内臓が揺れることで自律神経が乱れてしまい、吐き気や冷や汗、唾液の分泌増加、胃の不快感が起こります。
これらの条件が全てそろうことで乗り物酔いに発展します。

酔い止め薬は体にどう作用してるのか?

乗り物は同じように揺れているのに体はそれを感じなくなるのは不思議ですよね。
でも人間の体って案外単純なんだなと思いました。
酔い止め薬は

・抗ヒスタミン作用
・副交感神経遮断作用
・胃粘膜局所麻酔作用

で出来ています。
抗ヒスタミンといえば花粉症の薬によくみられる成分ですよね。
入ってると急激に眠くなるあの成分です。
実は、脳の嘔吐中枢はヒスタミンによって刺激されていると考えられています。
そのため、抗ヒスタミン作用で吐き気を抑える効果があるのです。
また、副交感神経を遮断すると自律神経の興奮を抑えることが出来ます。
自律神経は胃や心臓の発汗を制御しているため、この自律神経が興奮すると吐き気や胃の不快感を引き起こします。
乗り物の揺れによって起こる自律神経の乱れを薬で抑えます。
さらに胃粘膜を麻痺させることで吐き気を抑えます。
つまり、実際は体は揺れるし体は酔っていても、薬で吐き気を止めて神経の乱れを抑えることであのなんともいえない不快感を取り除くことが出来てるんですね。
不思議!

乗り物酔いを予防するには?

・しっかり睡眠をとっておく
・食べた直後と空腹での乗り物は避ける
・スマホや本など手元を見ない(窓の外遠くを眺める)
・薬で体に酔っていることを悟らせない

今回私が車酔いした原因は山道を走行したことと、チャイルドシートで愚図る子供に泣き止む歌を聴かせるためにスマホを操作したことが原因でした…。
乗り物酔いは特に三半規管の弱い5歳~15歳に多く、大人になると体が出来上がるので酔いにくくなるといわれています。
しかし、30歳を目前にしてもしっかり乗り物酔いしたのであまり関係なさそうです。
ちなみに、体の機能が衰えてくると子供と同じように乗り物酔いしやすくなります。
50歳を超えたあたりからは長時間乗り物に乗るときは酔い止めなどを持ち込んでおくといいかもしれません。

薬がない時の乗り物酔いには氷が効く

さんざん酔い止め薬について説明しましたが、酔い止め薬を持っていないときの対処法もあります。
それが、氷を口に含む方法。
噛まずに舐めるとのどの奥まで冷やすことができます。
口の中を冷やすことで、乱れた自律神経をごまかすことが出来るんです。
あくまでバランスを整えるわけではなく、胃の不快感に集中してしまった神経を氷の冷たさでごまかすだけです。
なので、長時間経つとまた気分が悪くなる可能性もありますが、応急処置にはもってこいです。
何かのドリンクの氷を含んだりしながら気を紛らわせましょう。

まとめ

  • 乗り物酔いは三半規管が刺激され、揺れで自律神経が乱れることで起こる
  • 酔い止め薬は吐き気を抑えて自律神経の興奮を抑えて体をごまかす
  • 大人でも乗り物酔いはする!!
  • 酔い止めがない時は氷で対処